同じフィルム、同じテーマを前にしても、写真はまったく違う方向へにじんでいく。5ft magazine Vol.01の写真パートは、Noh Ae-gyeong、Park Soon Yeol、Jang Hyeong-suの3人が、それぞれのやり方で光と影を見つめた記録だ。
この記事では、各作家の代表作を1枚ずつだけ取り出し、創刊号の制作ノートの文章を短くたどりながら、三つの視線がどこから出発したのかを紹介する。
Noh Ae-gyeong:時間の痕跡を歩く写真
かつて輝いていた場所が長い時間をくぐり抜け、いまも記憶を抱いたまま存在している。
Noh Ae-gyeongの制作ノートは、長く放置された場所を歩きながら、光と影が残した痕跡を探すところから始まる。古びてはいても消えてはいないもの、過去と現在が同時に置かれた空間を見つめながら、作家は時間と物の本質を問う。代表作の中の花は、しおれて残された時間までも一緒に抱きかかえ、輝きが消えたあとにも残る静かな生気を見せている。
Park Soon Yeol:光は人、影は物
写真とは光を収めることであり、その光と切り離せない影を収めることでもあった。
Park Soon Yeolは制作ノートに、自分にとって写真の中の光はすなわち人であり、影は人ではないものたちだったと書いた。人のいない場面にも、その考えは残っている。コップの中に入り込んだ光、床に長く伸びた影、静物と光が絡み合うさまが、目に見えない人の温度の代わりを務めている。
Jang Hyeong-su:長く残る記憶の破片
私の写真は、光と影が溶け合った記憶の破片たちを収めようとしています。
Jang Hyeong-suは、その場面が過去に見たものなのか、これから長く記憶されるものなのかはわからないと言う。大切なのは、写真が見る人の思い出や心の奥にある場面に届き、いつまでも余韻を残すことだ。ショッピングカートと壁面の影、古びた空間に落ちた光は、実際の場所を越えて、どこかで見たような個人的な記憶へと移っていく。
三つの写真はそれぞれ違う温度を持っているが、どれも同じ問いの前に置かれている。光が通り過ぎたあと、写真の中には何が残るのか。
創刊号の写真作品プレビュー
3人の作家の写真すべてと制作ノートは、5ft magazine Vol.01に続きます。